オペルはドイツの自動車メーカーとして1862年に創立しました。1929年以降はゼネラルモーターズの100％子会社となり、ヨーロッパ部門を担当していましたが、その後近年多国籍自動車企業であるステランティスが買収しています。

親会社の変更によって、日本を遠ざかっていたオペルが15年ぶりに日本で再販されるとの話題になっています。当時オペルはドイツ車としてメルセデスやBMWと並んで三大高級車として人気がありました。

オペルの日本市場での販売は3車種展開から始まることが決定されていて、プジョーやシトロエン、ジープなどのラインナップと同じグループに属しています。SUVとスモールハッチバックカーはどのメーカーでも人気のジャンルですが、オペルは以前の実績から相当な期待を寄せられています。

新規参入は、ハイブリッドを搭載した新型SUVのグランドランドXです。これはイギリスの排気ガス規制を理由に作られた欧州仕様車を日本でも販売するのですが、道路規制にともなったハイブリッド車の税制が変わる事で人気に火がつくかもしれません。

オペルの魅力は、実用車としての王道をとことんドイツ車としての誇りをもって貫く点です。高級志向のBMW、メルセデスベンツ、アウディのプレミアムと一線を画し、欧州ではその利便性から大衆車ブランド車としてレンタカーに扱われる車です。車に使い勝手の安心感を求めるとオペルから離れられなくなるでしょう。