長期間メンテナンスしない状態で放置しているとこの様な状態になりせっかくのマット塗装が台無しになってしまいます。
マット塗装の場合、表面のわずかな凹凸による光の乱反射で艶消し色を表現しており、この凹凸には汚れが付着し、放置することで徐々に汚れが溜まってきます。
空気中に存在する砂埃、平滑なグロス塗装でも発生しやすい水アカやイオンデポジット、人の皮脂などの汚れがマットボディ表面に付着し、それが残留してしまいます。
このような汚れを除去するときも、一般的なグロスボディでは頑固な汚れに対してコンパウンドなどで研磨することできますが、マット塗装の場合では凹凸(艶消しの源)も一緒に削ってしまうので基本的に磨くことができません。
それに、適してないケミカル(リムーバーなど)も表面を変質させてしまうので、ヨゴレを取り除こうとして研磨したり、リムーバーを使用すると「研磨した部分だけ艶が出て目立ってしまった」ということも。